轍から抜け出そう

 年末のことです。川崎市で不登校支援「びーんずネット」をご夫婦で運営なさっている金子さんから、素敵なクリスマスカードが届きました。そこには不登校インタビュー事例集「雲の向こうはいつも青空」の出版を開始してからの2年間を振り返り、感謝と意気込みが綴られていました。そのカードに「轍から抜け出そう」という詩が掲載されていました。きっと「びーんずネット」を今年も継続していく金子さんのいまの思いが、ここにあるんだなぁと感じ、勇気をもらいました。
 新しい教育を創ろうとする皆さんの勇気と希望を鼓舞してくれるメッセージとして、書き留めておきたいと思いました。

 【轍(わだち)から抜け出そう】
 オスカー・ワイルドは言った
 「不変は
 想像力の無い人間の
 最後の避難所なり」と。
 だから6時5分に
 起床するのを止めて、
 5時6分に起きてみよう。
 夜明けに1マイル歩いてみよう。
 会社までドライブする
 新しい道順を見つけてみよう。
 あなたの伴侶と
 次の土曜日
 家事分担を交替してみよう。
 中華鍋を買ってみよう。
 野生の花を研究してみよう。
 ひとりで徹夜してみよう。
 盲人に本を読んであげよう。
 茶色の目のブロンドか
 またはブロンドが
 何人いるか数えてみよう。
 どこか郊外の新聞を
 購読してみよう。
 真夜中にカヌーを漕いでみよう。
 君の区の代議士に
 手紙を書くことなんか止めて、
 かわりに少年団全員をひき連れて
 面会に行ってみよう。
 イタリア語の会話を
 勉強してみよう。
 何人かの子供に
 君の一番得意なことを教えてやろう。
 休まずに2時間
 モーツアルトを聞いてみよう。
 エアロビック・ダンスを始めてみよう。
 あの轍(わだち)から飛び出そう。
 人生に味つけするのだ。
 忘れてはいけない、この道は誰もが
 1回きりしか通らないんだってことを。

 この詩は1980年10月、米国新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」に掲載された
ユナイテッド・テクノロジー社の企業広告としてのメッセージです。

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