親は土、子どもは種

 8月8日『不登校を考える夏の全国大会』オンラインに参加しました。親シンポジュウム登壇者の一人「結さん」の言葉です。
 結さんは自身も不登校当事者で、現在は、お子さん達とホームスクーリングを実践中の公務員さんです。ご自身のこと、お子さんとのホームスクーリングについて語りながら、最後に子育てについて思うこととして『親は土、子どもは種』と語られました。なるほど~。私なりに解釈してみました。

 親は土で子どもは種。子どもは土の中から芽を出して成長していく。成長の過程では日照り、大雨、台風、害虫、病気と様々な困難が降りかかる。そんなとき親に何ができるのか?土である親には愛情という栄養を送り続け、種である子どもを見守り続けることしかできない。それでいいのです。
 子どもの幸せは子ども自身が切り開いていくもので、親は子どものために環境を整えてあげることはできても、余計な手出しをしてはいけない。親は順当にいけば先にいなくなる訳ですから、親が子どもの将来の責任をとることはできません。だったら子ども自身が自分の人生を生きれるように、よりよく自己選択する力を身に付けなければなりません。その力を身につけるためには幼い頃から、日々の生活の中で小さな自己選択をする経験を積み重ねていくことが欠かせないでしょう。ということは今の学校教育を大きく変えなければなりません。
 麹町中の工藤勇一(元校長)氏の講演から教わったことがあります。それは他律的な教育を受け続けて育った人は、失敗を人の性にするようになる。自分の成長に責任を持つ子どもを育てるためには、当事者意識を育てることが大切ということです。結さんの言葉に通じるかと思います。実は今の時代にマッチした普通教育のあり方のひとつがホームスクーリングなのです。

結さんのホームスクーリング実践中ブログは次のURLからどうぞ!
https://note.com/yui_homeschool

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